トリートメントしておけば大丈夫は危険|くせ毛とトリートメントの重要性

ヘアトリートメントでくせ毛うねりを予防、改善するためには?

髪のくせ毛やうねりにお悩みの方は、トリートメントで直そうと思う方も多いでしょう。

しかし、一度傷んでしまった髪と同様、くせ毛になってしまった髪は元の状態に戻ることはありません。

くせ毛やうねりで悩みを持った方には、髪にいい成分のトリートメントを正しい方法で使うことによって、予防・改善することは可能です。

自宅でできる正しいトリートメントの使い方や、少しの手間で髪質が変わってくる方法をお伝えしていきたいと思います!

トリートメントもたくさん種類があり、その中で高品質なトリートメントの選び方や成分なども、一緒にご紹介していきます。

また、自宅でのホームケアと美容室での定期的なトリートメントの大切さも伝えていきます。

『たかがトリートメント』と思う方もいるかもしれませんが、正しいやり方と知識があれば必ず潤いのある髪になっていきます。

くせ毛を抑えるために自宅でできるトリートメント方法

トリートメントでくせ毛を抑えるための正しい方法を紹介していきます。

まず、トリートメントをつける前にしっかりと丁寧にシャンプーを洗い落とし、できるだけ水気を切ってから使用するようにしてください。

水分やシャンプーが残っているとトリートメントの成分が薄まってしまい、せっかく髪の補修に有効的な成分が台無しになってしまいます。

つぎに、気になるトリートメントの量ですが、個人によって髪の量や太さが違うため自分に合った適量を見つける必要があります。

トリートメントをあまりつけすぎても期待されている効果が高くなるということはないので、大体500円玉ぐらいの大きさを最初につける単位として使っていきましょう。

もしトリートメントをつけている際に髪全体に行き渡らないなと感じたら、その都度足していくとトリートメントのつけすぎを防ぐことができます。

トリートメントを髪になじませる際、ついついシャンプーと同様にして髪の根元からつけてしまう方が多いです。

しかし、トリートメントは髪の補修をすることが目的なので、髪の傷みが出やすい毛先から中間にかけてつけるようにしましょう。

ワンポイント

トリートメントをつけた後は、髪全体になじむようにクシを使ってブラッシングして、5~10分ほど時間をおいてあげると、より成分が髪内部に浸透するので効果的です。

最後にトリートメントを洗い流すときは、ヌルヌル感が取れたぐらいがベストなので、髪の感触をしっかりと確かめながら洗うようにしてください。

ドライヤーをする前は!!

乾かす前に洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)をつけることが必須になってきます!

この洗い流さないトリートメントを使う場合は、入浴後にタオルドライでしっかりと髪の水分を取ってから髪の毛先から中間にかけてなじませるようにしてください。

洗い流さないトリートメントをなじませた後にドライヤーをかければ、より髪のなめらかさを実感することができるでしょう。

トリートメントの種類

トリートメントにも種類があり、自分の髪質に合ったものを選ぶことでより髪のパサつきやくせ毛を抑えることができます。

大きく分けると外部補修型と内部補修型の2種類に分けられ、それぞれ違う作用を持っているのが特徴です。

外部補修型トリートメント

外部補修型のトリートメントのメリットは以下となっています。

メリット

  • 髪の表面のコーティングに長けている
  • コーティングによって髪をなめらかにすることでくせ毛を落ち着かせる
  • くせ毛が強い方でもまとまりやすくスタイリングしやすくなる

外部補修型はその名の通り髪の表面に対して作用を持つトリートメントなので、くせ毛をすぐに落ち着かせたい場合には外部補修型がおすすめです。

シリコンや○○オイルなどのコーティング力が高い成分が、外部補修型トリートメントのメイン成分となっています。

では次に、外部補修型のトリートメントのデメリットをみてみましょう。

デメリット

  • 作用は一時的で髪のなめらかさが永遠に持続するわけではない

外部補修型はあくまで髪の表面的な部分の作用になるため、一時的なメリットでしかありません。

時間が経つにつれてトリートメントが落ちてくると、元のくせ毛が戻ってきてしまいます。

内部補修型トリートメント

一方、内部補修型のトリートメントのメリットはどうでしょうか。

メリット

  • 髪内部に栄養成分が浸透してダメージを修復
  • 内側から作用するので継続することで髪にハリ・ツヤが出てくる

内部補修型のトリートメントは、髪の構成物質であるケラチンやセラミドをはじめ、アミノ酸やペリセアといった成分を配合しています。

これらの成分が浸透することで、髪のうねりやくせ毛を直すサポートをするというのがメリットといえるでしょう。

ただし、内部補修型のトリートメントにもデメリットは存在します。

デメリット

  • 継続して使用しないと髪がなめらかになりにくい

髪の毛の内部に浸透させる成分というのはすべて完璧に吸着を起こすわけではありません。

そのため、時間をかけていかないと髪の毛の補修ができないため、すぐにでもなめらかな髪にしたいという方には内部補修型はデメリットといえるでしょう。

くせ毛にいいトリートメント成分

髪の毛というのは死んだ細胞でできているため、一度傷んでしまうと二度と元には戻りません。

だからこそトリートメントを使ってダメージを補修し、くせ毛予防・改善をする必要があるのです。

くせ毛にいい成分を知っておくことで、高品質なトリートメントを選ぶことができるようになります。

では、具体的にどのような成分が挙げられるのかというと以下を参考にしてみてください。

代表的な成分

  • ペリセア
  • ケラチン
  • セラミド
  • 天然由来エキス(海藻・植物など)
  • アミノ酸
  • ○○オイル(アルガン・モロッカン・ツバキなど)
  • シアバター
  • シリコン

この中でも注目なのはペリセアで、成分表示欄にはジラウロイルグルタミン酸リシンNaと記載されていることが多いです。

このペリセアは1分ほどで髪の内部へと浸透・補修をしてくれるだけでなく、お湯で洗い流しただけでは効果は落ちないという優秀な成分となっています。

洗い流しても効果は持続するためシャンプーに含まれていることもあり、正直なところトリートメントとシャンプーどちらに配合されていても問題はありません。

また、セラミドに関しても注目をすべきでしょう。

セラミドは肌に存在する成分で、髪の毛のキューティクルに作用することで働きをサポートしてくれる補修成分といえます。

キューティクルがダメージを受けてしまうと、髪が傷みやすくくせ毛にもなりやすいです。

セラミドによってキューティクルが頑丈になると、髪内部の水分不足を防ぎ、外へ成分が流れてしまうのを防いでくれます。

以上のような栄養成分を髪内部へ浸透させて、オイルやシアバター、シリコンなどの髪の表面をコーティングしてくれる成分で栄養の漏出を防ぐことが、くせ毛を直す高品質なトリートメントといえるでしょう。

美容室のトリートメント

市販されているトリートメントよりも美容室のトリートメントのほうが、効果がありそうに見えるかもしれません。

実際に体験した方の中には、美容室のトリートメントのほうが格段に髪のなめらかさが高まったと実感された方もいるでしょう。

というのも、美容室は髪についてのプロが在籍するお店ですから、トリートメントにもこだわっているところが多いのは当たり前です。

簡単に市販と美容室のトリートメントの違いをまとめてみました。

市販とサロンの違い

  • 市販はインバス・アウトバスの2種類、美容室は多種多様
  • 市販よりも美容室のトリートメントの方が豊富に有効成分を含有

市販されているトリートメントはインバス(洗い流す)とアウトバス(洗い流さない)トリートメントに大別されます。

また、その多くは外部補修型のトリートメントで、髪内部のダメージをケアする成分というのは少ないです。※ここ最近は増えはじめています。

一方、美容室はパーマやカラーのダメージを軽減するものや、有効成分によって髪の内部を補修するものなど様々なトリートメントを用意しています。


中にはパーマの流れやカール感をキープするためのトリートメントもあるほどです。

髪を扱うプロだからこそ、その人の髪に合ったトリートメントを選び分けることが大切ということがわかります。

くせ毛を本気で改善したいのであれば、美容室でトリートメントをしてもらいながら自宅でのホームケアトリートメントをするのが重要なポイントといえます。

くせ毛専用のトリートメントは効果あるのか?

トリートメントの効果はくせ毛にとって良いものと理解している人がほとんどかと思います‥

しかし、正確にはくせ毛を直すためにトリートメントを使うというよりは、くせ毛を抑える・予防するためにトリートメントを使うというスタンスでいたほうがいいでしょう。

先ほども述べましたが、髪の毛は傷んでしまうと二度と元には戻らないので、くせ毛になってしまった髪も元には戻りません。

そのため、継続的にトリートメントをすることによって髪の内外部を整えて、くせ毛がひどくならないようにするのがトリートメントの効果といえます。

高品質なトリートメントをどのぐらい使っていれば効果が出てくるのかというのは内容成分と髪のダメージ、使い方によって大きく変わるので一概にはいえません。

しかし、外部補修成分であれば使ってすぐに実感でき、内部補修成分であれば大体1~2ヶ月かけて実感するものだと理解しておいてください。

トリートメントは定期的に使い続けなければ効果は出ないので、面倒くさがらずにしっかりと髪のことを考えてケアを続けていきましょう。

まとめ

くせ毛はトリートメントで完璧に直せるわけではありませんが、いい成分のものを正しい方法で使っていくことによって、予防・改善していけることがお分かり頂けたかと思います。

『とりあえずトリートメントしておけば大丈夫』という考えも危険だと思います。

なるべく毎日ホームケアの時間をとってできることから実践していきましょう。

毎日のコツコツが大切になってきます。

また、ホームトリートメントは毎日使うものなので、中身の成分もしっかり把握し、くせ毛にいいものを選んであげることも大切です。


香りが良い、デザインが可愛いなどの理由で選ぶのは気をつけましょう。

外部補修成分であれば使ってすぐに実感でき、内部補修成分であれば大体1~2ヶ月かけて実感するものだと理解し継続してケアをしていきましょう。

日々のホームケアをしながら美容室で定期的にケアしていくことで効果を実感できるはずです。

ただ単にトリートメントを使うだけでなく、しっかりケアしていくことよって、髪の改善に繋がりくせ毛、うねりの予防になりサラツヤな髪に近づくこと間違いないです!

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