文書を、書く上で大切な構成フォーマットについてお伝えしていきます。

簡単に説明すると三部構成のフォーマットになってます。

イントロ・ボディ・エンディングの三部構成で、下図にあるような流れになっています。

それぞれの中身を詳しく見ていきましょう。

聞き手の興味を掴むイントロダクション(導入)

イントロは、話し手としての主張を述べるまでの前段階。「つかみ」と「全体像」から構成されます。

つかみとは、聞き手の興味関心をつかむための軽いトーク。
たとえば、テーマに関連する最近のエピソードや関連データなど、聞き手がつい身を乗り出したくなるものを示します。

それにより、そこから展開するボディ(本論)にスムーズに移行していくことができます。

全体像とは、言葉のとおりブログの全体マップを示すこと。明確にテーマ(主題)を示し、必要であれば、ブログの手順を示します。

イントロの時間は、ブログ全体の10%程度を目安にするといいでしょう。

主張をしっかり伝えるボディ(本論)

ボディは、話し手として聞き手に伝えたいことの全容を指します。「メインメッセージ」と、それを支える「サブメッセージ」からなります。

メインメッセージとは、このブログを通じて伝えたい主張そのもの。
ボディの冒頭で、自分の主張をはっきりと打ち出す。

イントロでテーマ、つまり「どういう領域について話すのか?」を述べたので、それを追ってすぐに、その領域について話し手としてどういう意見を持っているのかを伝えます。

サブメッセージとは、メインメッセージを補完するためのメッセージのこと。たとえば、話し手がメインメッセージにある主張を示す「理由」であったり、主張を実現するための「具体的ステップ」であったりします。

このサブメッセージは、いくつか複数のポイントとして展開されるのが通常パターン。たとえば「私がこのように主張する理由を3つのポイントで述べたいと思います」といった具合に。

ポイントの数は2つでも4つでも悪くはないのですが、おすすめは3つにまとめることです。

マジックナンバースリーと呼ばれる概念があります。それは、人は3つのポイントで説明されたときに非常に安心感を覚えやすいのです。
ポイントが1つや2つでは物足りない。4つ以上だとそもそも多すぎて覚えにくいらしい。3つが最も良いということはあまり論理的根拠がないのですが、私としては腑に落ちる感覚はあります。

重要ポイントを繰り返すエンディング(終幕)

エンディングは、ボディ(本論)を受けてブログを完結させる段階。「重要ポイントの繰り返し」がエンディングの主な役割です。

ブログとして伝えたい内容は、一通りボディで聞き手に伝えています。

にも関わらずエンディングが必要なのはなぜか?聞き手が聞いたことをすぐに忘れていくからです。

だから重要なポイントはエンディングで繰り返してあげる。

繰り返すことによって、聞き手にすれば「あぁ、そうだった」と思い出すだけでなく、「繰り返すということは、このポイントは重要なのだ」とその重要性を強く認識することができるのです。

まずは、フォーマットの順番通りに構成を組もう!

心掛けてほしいのは、まずはオリジナリティを求めずに、愚直にこのフォーマットの通りにブログを構成するということです。

先人達が築いてきた「型」を活用することにより、あなたは悩むことなく、聞き手に伝わりやすい文章を組み立てることができるかと思います。

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